子供と新しい生活がはじまる

私の家庭は転勤族だったので、小さい頃から何度も引越しをしていました。 ほとんどが県内の移動でしたが、引越しするたびに環境が変わるのは複雑な気持ちでした。 学生の頃は友達とも離れ離れになります。 最初は手紙などで連絡を取り合っていますが、徐々に連絡も少なくなり、1年経つ頃には友達とも連絡を取り合わなくなります。

決して仲が悪くなったわけではありませんが、学校が変われば仕方がないことなんでしょう。 ただ、友達と連絡がなくなったときの寂しさは大人になっても心の中に残っているものです。 これは子供のときの寂しさですが、大人になってからの寂しさと言えば、離婚したときです。 私には、当時、3歳の子供がいました。 しかし、徐々に妻との関係がよくなくなり、いつの間にか妻に興味がなくなっていました。

すると、妻は浮気をしてしまい、帰りが遅くなたり、夜出かけるようになりました。 妻も仕事をしていたので、夜遅く帰ってくるのはそれほど不自然ではなかったものの、だんだんとなんかおかしいと思うようになりました。 浮気と言うと男性というイメージですが、実は、妻の浮気って結構多いそうです。 それは、私が探偵に依頼して妻の浮気を調査してもらったときにわかりました。

浮気ってドラマでよく見るシーンですが、本当の浮気もドラマとほとんど同じだったりします。 具体的には、露出が多い服装になったり、普段は付けない香水を付けて出かけたり、外見が明らかに変わってきました。 さらに、自宅で携帯がなるとびっくりしたような顔になり、他の部屋に行ってしまう。 ドラマそのものです。

ただ、妻の行動がおかしいと思ったのですが、決定的証拠がつかめませんでした。 このとき、女性は男性よりも嘘を隠すのが上手であることを悟りました。 このままではどうすることもできなかったので友人に紹介で探偵を雇うことにしました。 探偵を雇うとどんなことをしてくれるのかまったくわからなかったのですが、これもドラマと同じで尾行が中心のようです。 具体的にどんな尾行をするのかを教えてもらい、9割の確率で決定的証拠をつかむことができると言われました。

そこで、かなりの出費になりますが、探偵さんのお願いすることにしました。 料金は40万円。友人の紹介だったので、これでもおまけしてもらった料金です。 そして、2週間の尾行で妻が浮気をしている証拠をつかむことができましt。 ここまでできれば、離婚もできます。 そして、3歳の子供の親権も私が持ちたかったので、このときの証拠が役立つと思いました。

最終的には親権をどちらが持つということで意見がわかれ、裁判で調停することになりましたが、私が親権を持つことで決着になりました。 それから、私と子供が引越しすることになりました。 離婚する前はマンションに住んでいました。 実はこのマンションは結婚したときに購入したものですが、このマンションは妻の名義にしました。

本当は妻が原因で離婚することになったのですが、私に原因がないかと言われればそんなことはないと思っています。 もっと、妻に興味を持っていればこんなことになる前に浮気を防げたかもしれませんので、マンションは妻に上げることにしました。 なので、私と子供が異なるマンションを借りて引越しすることにしました。

引越し当日は今でも忘れません。 3歳の子供はなぜ引越しするのか理解できないようです。 私と妻が分かれて生活するということは子供に言ったのですが、子供は理解していないようです。 これは仕方がありません。

子供のおもちゃをマンションからどんどん運び出すので、子供のおかしいと思ったのでしょう。 大泣きするようになったのです。 子供の前ですので、私と妻は仲がいいような感じで子供には接していました。 私と妻が仲良くしているのを見させるのもこれが最後だと思います。

そして、私の荷物と子供の荷物を車に乗せ終わって妻ともお別れです。 このときもなぜ、妻だけが車に乗らないのかが分かっていません。 それも仕方がないことです。 今は我慢してもらうしかありません。 それから車が出発して引越し先のマンションに行くまでずっと泣いています。

こんな結論になってしまったことを子供にはいつか謝らなければいけないと思った瞬間です。 それからマンションに着き、荷物を降ろして引越しが終わりました。 引越し自体は今まで何度もしているので、スムーズに進みました。 しかし、このときほど引越しが長いと感じたことはありません。 今でも思い出すと心が痛みます。

それから5年。 今は子供も8歳。 妻がいないことは理解していますし、さびしいことはあると思いますが、元気に振る舞っています。実は、今住んでいるマンションも引越しが決まりました。

実は、この5年は妻が住んでいるマンションまで車で1時間程度だったので、子供と妻は定期的に会っていました。 しかし、今度は海外です。 いつ帰って来るかわかりませんが、当分会えないでしょう。 本当に子供には申し訳ないですが、これをバネに強くなってほしいです。

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